第1章 「率」よりも「額」を選ぶ | |
――どうしたら利益が出るかを見える化する―― | |
1-1 残ったお金は利益ではない | |
1-2 経理が期間損益にこだわる訳は | |
1-3 財務会計の目的は過去の利益を分配すること | |
1-4 管理会計の目的は未来の利益を増やすこと | |
1-5 原価と費用の違いは何か | |
1-6 なぜ原価の分類を変えるのか | |
1-7 財務会計分類を管理会計分類に置き直す | |
1-8 直接費と間接費とは何か | |
1-9 どちらの商品を扱うのが有利か | |
1-10 粗利益を取るか限界利益を取るか | |
コラム1 分ければわかる | |
第2章 変動費と固定費を分ける | |
――操業度によって変わる原価が見える―― | |
2-1 変動費・固定費とは何か | |
2-2 総費用法で変動費と固定費を分けてみる | |
2-3 月別の総費用を変動費と固定費を分けてみる | |
2-4 個別費用法で変動費と固定費を分けてみる | |
2-5 変動費か固定費かの判断に迷ったら | |
2-6 運賃は年間契約しても変動費になる | |
2-7 事前に変動費・固定費レートを設定する | |
2-8 変動費は積み上げ、固定費は割り振り計算 | |
2-9 なぜ製品別原価に固定費を配賦するのか | |
2-10 売価からどこまでの原価を回収するか | |
2-11 赤字受注をしても利益が出る | |
2-12 購入価格はいくらまで下がるかわかる | |
コラム2 どのように分けるとわかるか | |
第3章 直接労務費は変動費と考える | |
――負荷と能力が合っているかを見える化する―― | |
3-1 直接労務費は変動費として扱うか | |
3-2 直接労務費を変動費にするには | |
3-3 条件1:負荷=能力にする | |
3-4 条件2:生産性(工数効率)を管理する | |
3-5 条件3:コストの安いアクションで調整する | |
3-6 条件4:負荷の変動幅の範囲で調整する | |
3-7 条件5:基本給と残業は分けない | |
3-8 スーパーの直接労務費は時間帯変動費 | |
3-9 どの部門、どの費目までが直接労務費か | |
コラム3 直間比率にこだわっていないか | |
第4章 負荷と能力を合わせる | |
――直接労務費を変動費化するアクションが見える―― | |
4-1 なぜ何度も生産計画を立てるのか | |
4-2 年次では設備の能力を計画する | |
4-3 月次では人の能力を計画する | |
4-4 操業計画をやってみる | |
4-5 操業計算から計画へレベルアップ | |
4-6 週次ではライン・機械別の稼働を計画する | |
4-7 効率のよいラインを優先稼働して生産性が倍増 | |
4-8 人は変化に強いが設備は変化に弱い | |
4-9 固定的な設備をフレキシブルに使う | |
4-10 在庫を使って負荷を調整する | |
コラム4 駐車場の自動精算機に驚く | |
第5章 損益分岐点を計算する | |
――損益を分ける数量・売上高が見える―― | |
5-1 見えるようにすることから | |
5-2 飲料自販機で儲かっているのは電力会社だけか | |
5-3 利益図表・損益分岐点図表を描いてみる | |
5-4 損益を分ける分岐点 BEP を計算する | |
5-5 どれくらい売上げたら利益が出るか | |
5-6 全部原価計算と部分原価計算 | |
5-7 事業を始めるときはどのように計画するか | |
5-8 販売予算を立ててみる | |
5-9 変動費と固定費で製造予算を立てる | |
5-10 理想原価を3年で実現するコストダウン計画 | |
5-11 改善によるコストダウン効果を計算する | |
5-12 管理によるコストダウン効果を計算する | |
コラム5 どちらの車を借りるか | |
第6章 限界利益を使って意思決定する | |
――損か得かの判断を数字で見える化する―― | |
6-1 損益分岐点分析の使い方 | |
6-2 意思決定には手順と原則がある | |
6-3 「赤字製品など止めてしまえ」は正しいか | |
6-4 限界利益の赤字製品を止める | |
6-5 赤字製品対策をやってみる | |
6-6 なぜ赤字受注しても儲かるようになるか | |
6-7 値引き要求に応えるにも限界がある | |
6-8 設備投資をしてまで受注するか | |
6-9 限界利益の高い製品は販売促進型 | |
6-10 生産能力が足りないとき何を外製するか | |
6-11 内製するか外製、海外生産するか | |
6-12 付加価値の高い製品は内製したい | |
コラム6 なぜ限界利益と呼ぶのか | |
第7章 付加価値の向上をめざす | |
――顧客はどこに価値を感ずるかが見える―― | |
7-1 コストダウンが会社をダメにする | |
7-2 効果の大きい所をみつけてコストダウン | |
7-3 価値の高いものにお金をかける | |
7-4 付加価値、付加価値率を計算する | |
7-5 対策しなければならない製品を見つけ出す | |
7-6 コストダウンすべき製品を見つけ出す | |
7-7 人の欲求から作り出される製品 | |
7-8 水と宝石はどちらに価値があるか | |
7-9 人は何に価値を感ずるか | |
7-10 有形ハードの価値から無形ソフトの価値へ | |
7-11 期待の高まるエレメント産業 | |
7-12 製造業は上下流から付加価値を取り込む | |
コラム7 大震災からの教訓:日本人の価値観 | |
第8章 プロダクトミックスで価値をつける | |
――価値を生み出す製品・サービスが見える―― | |
8-1 プロダクトミックスとは何か | |
8-2 プロダクトミックスの原型は | |
8-3 顧客が選択に迷わない品揃えをする | |
8-4 ソフトのプロダクトミックスへ | |
8-5 ライフサイクル・ミックス | |
8-6 ライフサイクルコストとは何か | |
8-7 プロダクトミックスと価格政策 | |
8-8 価値連鎖マネジメントとは何か | |
コラム8 大震災からの教訓:震災の備え | |
第9章 設備費・固定費を低減する | |
――設備のどこにムダがあるかを見える化する―― | |
9-1 重要性を増す固定費の管理 | |
9-2 固定費は固定ではなく低減できる | |
9-3 なぜ過大投資が承認されるのか | |
9-4 設備投資の種類と優先順序 | |
9-5 過大投資を防ぐチェックリスト | |
9-6 生産量の予測が操業度とマッチしているか | |
9-7 設備投資の限度額に入っているか | |
9-8 設備能力が合っているか | |
9-9 機械スピードが生産量とマッチしているか | |
9-10 設備のバランスが取れているか | |
9-11 固定性の強い設備の能力を生かす | |
コラム9 大震災からの教訓:災害に負けない設備 | |